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より抜きのドッペル オアジ [ドッペル]

どうも!
魔女記事第268回目、より抜きのドッペル「オアジ」です!
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魔法少女・・・広江ちはる
ドッペル名・・・より抜きのドッペル、その姿は袖搦
魔女名(仮)・・・袖搦の魔女、その性質はより抜き


この感情の主は
悪を暴き捕縛するための能力であると胸を張るが、
その実態は主の代わりに淵へ沈める6人の生贄を求めるドッペルである。
相手がどれ程上手く隠れようと、
その頭部の灯りは全てを白日の下に晒しだし、
三又の鉤爪で沼の底へと引きずり込む。
沼底へ引き込んだ者の数が増えれば増えるほど
このドッペルの力も増すが、
それはやがて主へ降りかかる災いともなるだろう。
しかしながら、
それでもこのドッペルは主へ害を為す者を排除するために
力を溜めることに躍起になっている。
(マギアレコード 魔女・ウワサ一覧より)
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より抜き
多くの中から(すぐれたものを)えらんで抜き出すこと。
真名Oagiの元ネタを考えると、生贄に選ばれたという事が関連する。

袖搦(そでがらみ)
江戸時代に使用されたという、長柄の捕り物道具。
長い柄の先に、とげの出た鉄叉(てっさ)を上下に向けてたくさんつけ、罪人の袖にからませて引き倒すもの。
画像検索すると、ドッペルの特徴と似た道具が出てきます。

願い「警視庁が隠蔽している防衛省職員による事件の証拠を表舞台に出して」
ちはるはキュゥべえとの契約の際、願いの内容を御子柴に決めさせられていた。
システムを詳しく知らなかったちはるは、御子柴(極悪人)が実現したい内容を願いの内容にされてしまったのだ。
よって、ドッペル発現時のセリフの闇が深い。

ドッペル発現時「わたしの願い、返して・・・!!」
まるで御子柴に対する恨み。
願いの内容が警視庁の悪を暴いているところから、本人曰く「悪を暴き捕縛するための能力」を得る。
ちはるは勘や嗅覚が鋭いらしく、悪意に対する嗅覚も鋭い。
しかし事件や悪意の多い場所では混ざってしまい役に立たない。

オアジ(Oaji)
「その実態は主の代わりに淵へ沈める6人の生贄を求めるドッペルである。」
オアジという真名、6人の生贄というところから、静岡県富士市の伝承「いけにえ淵」が一致する。
調べてみたところ、こんな感じの話のようです。

悪霊(毒蛇)が住むことから、女の旅人を人身御供(生贄)として用意し祭祀している場所があった。
「おあじ」という名の巫女は、下総から京に修業に上る七人連れの巫女のうちの1人で、一番年下。
7人連れの巫女達は旅の途中、とある役人により「生贄を決めるクジ」を強制的に引かされてしまい、おあじはその年の人身御供に選ばれてしまった。
残りの6人はおあじのことを思うと、自分たちだけ生き長らえることはできず、みなで浮島沼へ身を投げたという。
だが、毒蛇は富士浅間の御神力で鎮まった。
これにより生贄になることを免れたおあじは、解放されるや6人を追うが、6人の悲報を知る。
おあじの嘆きはふかく、やがて沼に身を投げてしまったという。

このシーンを思い出してしまいますね。
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主がこんな風にならないよう、6人も生贄を求めるようです。

ドッペルの演出
伝承にて沼へ身を投げているところから、相手を沼底へ引きずり込むという設定と演出があります。
相手の足元に沼を出現させて引きずりこむような感じ。
また、金魚用語にも「おあじ(尾味)」という用語があります。
意味は「泳ぎも柔らかく軽やかで躍動感があり優雅に泳ぐ様。尾構え・尾型の良く、すそっぷりのいい上品な”泳ぎ”をする魚。」ということで、鉤爪の触手を魚のように沼に泳がせながら攻撃するシーンもあります。
「おあじ」という伝承に出てくる巫女と、金魚用語の「尾味(おあじ)」の2つの意味を重ねた設定が面白いですね。


では続きに、ドッペルの演出を細かく静止画で載せてみました。
良かったらどうぞ!
 

☆☆ より抜きのドッペル オアジ 演出を見ていきます! ☆☆


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