此岸の魔女 ～もしもワルプルギスの夜に勝ったら～

どうも！
ワンフェスレポート記事を書き終えたので、しばらく書いていなかった魔女記事を書いて行こうと思います！
では魔女記事第94回目、此岸の魔女ホムリリィです！

↑此岸の魔女　ホムリリィ（Homulilly）
性質･･･背徳（公式では決まっていない）
登場･･･魔法少女まどか☆マギカ ポータブル ほむら魔女化エンド

魔法少女 ・ 暁美ほむらが魔女化した姿。
キュゥべえにまどかの因果の話をされた後、ワルプルギスの夜に敗北し、時間遡行をするための魔力も残っていない状態になる暁美ほむら。
何もかもが無駄だったと、決してまどかの運命を変えられないと確信したほむらは、絶望に負けてグリーフシードへと変わってしまう。

ほむらルートで特定の条件を満たすと、ゲームオーバー画面に入る前に１枚絵だけで登場する。
時間素行をしすぎたのか、魔女にしては珍しく年老いた雰囲気のある魔女だ。そして一般的な魔女のような外見を持つ。
レコード盤のような魔女らしい帽子、ループを表すかのような∞の形をした何か、最終話を表す黒い羽。
他にも基本的なことは左のサイドバーにもある「此岸の魔女」で記事にしたので、今回は別の視点で見ていきます。
よかったら続きからどうぞ！
　　
まずは魔法少女まどか☆マギカポータブルの開発者インタビューから抜粋したところを。
魔法少女まどか☆マギカ ポータブルでは、アニメで魔女化しなかった魔法少女にも、魔女化するルートがある。
もちろん、あの「暁美ほむら」もそのうちの１人だ。
魔法少女まどか☆マギカ ポータブルを開発した株式会社バンダイナムコゲームズのディレクター、松田宙（まつだ ひろし）はこう言う。
「当初からイヌカレーさんには5人の魔法少女の魔女をすべて登場させたいと伝えていまして、ほむらの魔女は一番最後に上がってきました。」

↑「『ザ・魔女』的な見た目にはビックリさせられましたけど。」
「アニメ本編ではソウルジェムが黒くなってもうすぐほむらが魔女化しそうというところで終わってしまいましたが。」
「『あのあと（魔女化したら）どうなったの？』という、個人的にぜひ見てみたいという願望から描いてもらっています。」
「ゲームオーバー画面だけって、本当に贅沢な画像ですよね。」

このように開発者の「5人の魔法少女の魔女を全て登場させたい」という願望を劇団イヌカレーに伝えたことから、暁美ほむらの魔女化した姿もデザインされたようです。

実は上の画像、よく見ると下から扇状に魔女が広がっているように見える。
その下部分を拡大すると・・・

↑手のように見える。
暁美ほむらの手ということになるだろう。
魔法少女に変身したほむらは手の甲にソウルジェムがあるため、そこから扇状に広がっていく。
正に、登場したばかりというシーンだろう。

登場したばかり、といえば・・・
美樹さやかが魔女化し、人魚の魔女が生まれたばかりの時、少し違う外見をしていた。
鹿目まどかが魔女化し、救済の魔女になる際、黒い塊に雷のようなものが発生した後、モクモクと巨大化していき真の姿になった。
人魚の魔女に関しては、イヌカレー曰く「寝起き気味だから」らしい。
生まれたばかりの魔女と、時間が経った魔女では外見が変わる場合もある。

此岸の魔女ホムリリィは生まれたばかりということなので、こちらもまだ「寝起き気味」なのかもしれない。
分かりにくい外見をしているのは生まれたばかりなのか。
扇状に広がっているような感じと、ほむらの手から登場している描写がまだ残っているところから、完全に姿を現していない可能性もあると思います。

暁美ほむらはワルプルギスの夜に敗北し絶望することで此岸の魔女になる
では、暁美ほむらがワルプルギスの夜に勝利するとどうなるのか。
此岸の魔女から少し話しがズレますが、暁美ほむらがワルプルギスの夜に勝利するストーリーを抜粋して書きます。
時間軸は・・・アニメ11話と同じ時間軸と考えて良いです。
ではほむらがワルプルギスに勝利した場合のストーリーを書きます。


舞台は、アニメ11話のようにワルプルギスの夜が現れ、荒廃した街。


ほむらにとって、鹿目まどかだけが唯一の希望。
まどかは最後に残った道しるべ。
まどかを守ることは、ほむら自身の救いでもある。
まどかが魔法少女にならなければ、無事でさえいてくれさえすれば、それでいい。

まどかが魔法少女にならないための重要な条件は、ワルプルギスの夜をこの手で倒すことだ。

そんな想いを持ち、ついにワルプルギスの夜との戦いがくる。

まどかはまだ魔法少女になっていない。
さやかは魔女化し、マミは自らソウルジェムを砕き、杏子は町を去り、残された魔法少女はほむら１人。
それでも暁美ほむらは戦うしかない。
でも今まで以上に準備はしてある。今度こそ。

しかし、どうしてなのか、何度やってもワルプルギスの夜に勝てない。（時間を繰り返すとワルプルギスも強くなっていく？）
また時間を戻せばいいのか・・・それでは駄目だ。
同じ時間を繰り返せば、それだけまどかの因果が増えていく。
ほむらがやってきたことは、結局まどかを苦しているだけだったのか？
しかしほむらは、くじけない。
ほむら「いけない！！希望を捨てては、私まで絶望しては！私は・・・まだ戦える！」

↑ほむらは、ついにワルプルギスの夜を倒す。
倒した後、避難所にいたまどかが駆けつけてくる。
アニメでいうと、ほむらが魔女化しそうな所に手を取りにくるシーン。
ほむらはワルプルギスに勝ったので、違う展開になる。

まどか「ほむらちゃーん！」
ほむら「あの声は・・・。」
まどか「ほむらちゃん！」
ほむら「まどか・・・。」
まどか「・・・ひどい怪我・・・ほむらちゃん、しっかりして！すぐに手当てしてあげるね！」
ほむら「いいの・・・」
まどか「ほむらちゃん？」
ほむら「それよりも、私勝ったわ。」（たった１人でワルプルギスに勝利した暁美ほむら）
まどか「え？」
ほむら「やっと勝てた、あなたを救えた。うっ・・・ごほっ・・・」
まどか「ほむらちゃん！私、誰か呼んでくる！」
ほむら「いいの。いかないで！」
まどか「ほむらちゃん・・・。」
ほむら「お願いだから、そばに・・・。」

ほむら「私ね、今、すごく幸せよ。」
ほむら「何度も何度も同じ時間を繰り返し・・・何度も何度もやり直して、私はついに、願いを叶えたの。」
ほむら「まどか、あなたの運命を変えることができた」
まどか「だからって、ほむらちゃんがいなくなっちゃったら、何にもならない！」
まどか「私ね、分かったんだ、これまでずっと、ずっとずっとほむらちゃんに守られて、望まれてきたから今の私が在るんだということに。」
まどか「ほむらちゃんは私の最高の友達・・・。だからお願い・・・私を１人にしないで・・・。」
ほむら「あなたには、あなたを思ってくれる大切な人がいるじゃない。だから大丈夫。」
まどか「でも、ほむらちゃんが・・・。」
ほむら「ねぇ、まどか、私、気づいたの。あなたを救うことに、何故あんなに一生懸命になれたのか。」
ほむら「長い長い、永遠に続く時間の中で、私が、それでも頑張ってこれたのは、まどか、あなたがいたから。」
ほむら「そして、あなたを救うことは、私自身を救うことに他ならなかった。」
まどか「・・・・」
ほむら「だから、そんなに悲しまないで。私もようやく救われたの。あなたが泣くと、私も悲しい。」
まどか「・・・ほむらちゃん？」
ほむら「私の最期に、あなたがいてくれて、本当によかった。」
ほむら「あなたを守らせてくれてありがとう。まどか・・・。」
まどか「ほむらちゃん！？ほむらちゃぁぁん！！」

そう、これこそがほむらの望んだ結末。
ほむらは、まどかを人間のままで居させることができた。
もう何も・・・思い残すことはない。
（魔女化はしない。マミのように、魔法少女のまま命を落とす。）

やれやれ、本当にワルプルギスの夜を倒してしまうなんて
まどか「・・・キュゥべえ。」

キュゥべえ「暁美ほむら、すごい執念の持ち主だった。」
キュゥべえ「実に残念だよ、君との契約の最後のカードがワルプルギスの夜だったんだけどね、計画が完全に潰れてしまった。」
キュゥべえ「まぁいいさ。この街に再び強大な力を持った魔女が来そうになったら、そのとき、また寄らせてもらうよ。」
まどか「・・・！」
キュゥべえ「そうなったら、君も契約をせざるをえないだろ？この街の住民を守るために。それまではさよならだ。」
キュゥべえ「鹿目まどか、是非元気に過ごしていてくれよ？」

勝利した後、残された鹿目まどかはこの後どうするのかが気になるところですが、エンディングに入り終了します。

このように、
ワルプルギスの夜に勝ち、まどかを守れたものの、ほむらは戦いで力尽き命を落としてしまう。
ほむらとしては何度も同じ時間を繰り返し、ようやくまどかが魔法少女になるという運命を変えることができて満足ではある。
ほむらの願いは叶ったとはいえ、ほむらは命を落とすという悲しい結末である。

ほむらの最終的な結末はこの3種類になる。
１、ワルプルギスの夜に勝利し、まどかの側で力尽きる。（PSP版ほむら１人エンド。魔女化はしない。）
２、ワルプルギスの夜に敗北し、まどかが助けに来ない。魔女化する。（PSP版ほむら魔女化エンド。）
３、ワルプルギスの夜に敗北し、まどかが概念になる。（アニメエンド。劇場版新編に繋がる。）

↑魔女化した後はすぐにゲームオーバーとなり、続きの話は無い。
あっても更なるバッドエンド的な展開なのは間違いないだろう。
魔女化した後の話は・・・まどかを守る想いは変わらず、此岸の魔女VSワルプルギスとなるのか。
此岸の魔女と鹿目まどかが対峙するのか。
ホムリリィの行動が気になるところです。


では今回はこれで！
此岸の魔女、暁美ほむらについて書いたアーニマでした！
でわまた～（ぺこ）

タグ：魔女

コメント 8

自分は、オンラインは、プレイしてないのです。
なので、ブログ記事で拝見です。
by motosoft (2013-02-18 05:40) 

娘がワンフェスの記事を見ていて、いいな~いいな~の連発…、これからも大人の凄さ見せつけてやってください！
by hypo (2013-02-18 06:56) 

なるほど勉強になります
by アニ (2013-02-18 08:44) 

☆motosoftさん
この記事はオンラインではなく、ＰＳＰ版です。
オンライン版にはＰＳＰ版の魔女は出てこないっぽいな・・・。

☆hypoさん
ワンフェスは大人でなくても行けますぜ！
場所が近ければですが。次のワンフェスは参加してみては[ん]

☆アニさん
マニアックな記事が多く、まどマギのアニメを全話見ていないと意味が分からないと思いますが、それでも見ていただきありがとうございます！
アニさんが何時か、フィギュアからまどマギを知り、そしてアニメを見る日がくればいいなあと思っていますｗ
by アーニマ (2013-02-18 14:02) 

どうも、糸市レドミです！

おお、ほむほむの魔女（ホムリリィ）ですか！
一枚絵だけでもこんなに考察できるなんて、アーニマさんはすごいです！[はーと]
（まさか下にほむほむの手があるとは・・・）
じゃあしばらく経ったらきっとさやかちゃんの魔女（オクタヴィア）になるんですね！（一枚絵ホムリリの背景がビルのような気がする・・・）

ところで、何度も思ったんですけどまどマギ世界の魔法少女って大変ですね。（他のプリキュアなどの魔法少女ものもありますけどそれよりも何倍に）
一度契約して魔法少女になったら戦ったら死ぬ可能性ありだったり、戦わなくてもジェムが少しずつ濁っていってグリーフシードが必要になったり、何かあると心身共に疲労して絶望して魔女になったり・・・
（そういえば2，30代くらいまで魔法少女やってた人もいたけど結局・・・）
一応魔法少女ものらしく衣装や魔法グッズ（魂だけど）やテレパシーが使えたり超人的な能力を持てたりするけどそれでも結構大変すぎる・・・
かといって人間だったら使い魔や魔女のエサにされるわで・・・
でも人間は確かに魔法少女ほど弱いし魔法も使えないけど生きたい人は長く生きられる。（そりゃもう100歳まで。いやそれ以上？）
どんなに困難があっても時間をかければまた立ち直れるかもしれない。
でも魔法少女は確かに人間よりかはすごいけど、一度折れたらまた立ち直るのが難しい（それこそすぐに魔女化するかもしれない）
杏子ちゃんはすごいと思う。大好きなお父さんや家族を失ったのに本来の幻惑魔法が使えなくなっただけで魔女化しないなんて（でもとってもつらかったと思うけど、あととあるところで魔女化するし）

長くなりましたけど＾＾；、簡潔にいうと「1度魔法少女になったら死ぬか魔女化するか誰かが魔法少女を元の人間に戻して、と願うまでグリーフシードが必要で永遠に魔法少女のまんま」ということです。
長文失礼しました[はず]m(_　_)m

では！（あと最初コメントしたところで私の描いたこたつの魔女が面白いといってくださってありがとうございました！！m(_　_)m）
by 糸市レドミ (2013-02-18 16:55) 

ホムリリィたんわほむほむの魔女化〆（＠にや）ﾒﾓﾒﾓ
って、名前がまんまっすね（ひょえ）ｂ

ををっワルプルギスの夜たんキタ━━━（たいよう）━━━ッ！！
でもほむほむに倒されちゃうのか＼(^o^)／
でもほむほむも死んじゃうのか／(^o^)＼
by 偽砂糖 (2013-02-19 00:19) 

☆糸市レドミさん
一枚絵だけですが必死に考察しておりますｗありがとうございます！
ほむほむが魔女化するなんて、驚きですよね。
ほむらが魔女化すると、まどかが魔女化した際にもう誰も時間を巻き戻せなくなり、地球は消滅することになりゲームオーバーですね。
しばらく時間が経てば、人魚の魔女のように、外見が変わっていくかもしれませんね。
しかしホムリリィの強さが分からないので、もしかしたら救済の魔女VSホムリリィという展開になり相打ちして世界の崩壊はまぬがれるとか・・・ｗ
まあ魔女同士が戦うなんて聞いたことないのですがｗ

まどマギの世界の魔法少女は大変で、結構エグい設定もある。
劇団イヌカレーの魔女空間と、普通にかわいいアニメキャラ達が同じ場所に立つ不思議な感覚。
そしてまさかの、マスコットキャラがラスボス的位置付け。
今までの魔法少女ものとは違い、キャラや雰囲気などの設定のギャップが斬新で面白いんですよね。
20～30代まで長生きできるようですね。鳥かごの魔女の設定で判明。
超人的な能力を持つけど、それと同時に人間では無くなるという点が他とは違う大きな点ですね。
他の魔法少女系は一応「人間のまま」ですからねｗ
まどマギの世界の人間は、いつ魔女に喰われるか分からないので長生きできなさそうに見えますよね。
魔女が狙うのは絶望気味な人間っぽいですが、ハコの魔女は大勢の人間を操り、特に絶望気味ではない仁美まで自殺させようとしたからなあ。
（ハコの魔女は読心能力が非常に高いため出来たのだと思いますが。普通の魔女はこんなに大勢の人間を操ることは多分できない？）
しかし、魔女に襲われる人間は実はほんのごく一部なのかもしれない。
アニメでは魔女に襲われる人がたくさん出てきたので頻繁に襲われるものだと勘違いしやすいが、ごく稀に襲われるそのごく一部のシーンを写しているだけなのかもしれない。（ハコの魔女は特別に能力が（ｒｙ
ハコの魔女を除けば、アニメで魔女に襲われた人は少数だ。

魔法少女が立ち直るのが難しいのは、やがて自分は今まで倒してきた魔女と同じように魔女化するという衝撃的な真実を知った時でしょうね。
さすがにこれは、ショックだろうなあｗ
杏子はすごいですよね。同感です。
家族が自分の魔法のせいで死んだとき、魔女化してもおかしくなかったと思いますが、耐えましたからね。
マミさんの存在があったからなのかな。まあその後すぐにマミとは決別しますが。
そのマミもシャルロッテに喰われて、さやかも魔女化して、流石にもう失いすぎて絶望というわけですね。

魔法少女になる、それは遊び半分で決め手はならない、もうそうするしか、どうしようもない奴だけがなるものですね。
（シャルロッテは病気で、もうどうしようもなかったが、魔法少女になる事で生きることができた。など。）
（シャルロッテの生前は想像ですが。）
何もしなくても魔力を消費する体だから、グリーフシードが必要というのはよく出来た設定ですね。
もう、普通の少女には絶対に戻れない。
戻りたかったと強く思っていたのは多分、委員長の魔女パトリシアだろうなあ。

さて俺も大分返事が長くなりました[ひょえ]
レドミさん熱いコメントをありがとうございます！
コタツの魔女はレドミさんのpixivで見ました[こーひー]
by アーニマ (2013-02-19 19:33) 

☆偽砂糖さん
確かに名前がまんまですよねｗ
ホムはほむらの名前からとして、リリィは・・・百合かｗ
ほむらはワルプルギスに勝ちますが、もう体はボロボロで、まどかを救うという願いを叶えることが出来たので、もう満足して力尽きてしまいますね。
仮にほむほむがまだ生存していても、ほむらはまどかの側から離れると思います。
なぜなら、やがて自分も魔女になるから。
by アーニマ (2013-02-19 19:37)