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侵食する黒き翼 [此岸の魔女]

どうも!
今回は暁美ほむらの「侵食する黒き翼」について書いていきます!

TV版12話・劇場版後編のラストシーン。
ほむらが魔獣と戦うシーンで見せた、黒い翼!
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この黒い翼は「侵食する黒き翼」という名が与えられています。
TV版と劇場版の最後に、砂漠でほむらは黒い翼を展開させていました。
この黒い翼について考察を書いていきます。


まどかによる改変後の世界にて、
最初に見せたほむらの翼は天使のような白色の翼だった。
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↑ビルから飛び降りて着地する寸前で翼を出し、ゆっくりと着地するほむら。
この時の翼はまるで天使のようです。

翼を出す能力
改変前の世界で翼を出すような描写は無いし、翼を出す能力も持っていなかった。
しかしまどかによる改変後の世界では翼を自在に出す事が出来るようです。
改変後の世界では盾が消えている点から、恐らく時間停止能力は無くなったものと思われる。
(もうやり直す必要は無いから盾は消滅?)
その代わりなのか、奇跡的にまどかに似た弓の魔法が備わっています。
まどかが本来獲得するはずであった能力を継承したのかもしれません。
っということは、魔法少女時のまどかは翼を展開することが可能だったのかも?
ほむらは魔法の能力が弓に変わった際に、翼を出す魔法も新たに使えるようになったのかもしれません。


この「白い翼」が、「黒い翼」へと変わるわけですが・・・!?

では続きに黒い翼について、色々考察を書いてみたので良かったら続きからどうぞ!
  
白い翼が黒い翼へと変わる。
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↑ラストシーンでは宇宙を模したような、コラージュ的なオーラを持つ黒色の羽に変化。
その羽には実写の花やらガラクタ?やら、謎の物体がデザインされています。
天使の様な翼が宇宙を映したような異形に変化したのは、ほむらが「自分仕様」に改造した結果らしいです。
脚本家の方が「劇場版 新編・叛逆の物語」で羽が変わった意味が分かると言っていたらしいですが。
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↑劇場版新編のOPではほむらの影に悪魔の羽がバサッと広がるシーンがある。
羽が変わった意味としては、やはり半魔女化、悪魔化といったキーワードがあてはまりそうです。


羽が変わった理由
まどかの声が聞こえるという事は、ほむらのソウルジェムはそろそろ限界なのだろうか?
翼が黒く濁っていた時点で、ソウルジェムも濁っており限界が近かったと考えられる。

ほむらのソウルジェムが濁った理由
今までなんで濁ったんだろう?と考えていましたが、叛逆の物語でまどかに自分の気持ちを伝えるシーンを見れば、これが理由で濁ったんじゃないかと予想を立てる事ができました。
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↑初めは、「かつてまどかが守ろうとした場所、それを覚えている、決して忘れたりしない、だから私は戦い続ける!」っという決意から、魔獣との戦いに明け暮れていたほむら。
そんなほむらも劇場版新編では、まどかに会えない寂しさ・悲しさが募り、それを誰にも分かってもらえず、そのうちにまどかの思い出は、自分が勝手に作り出した捏造じゃないかって、自分自身を信じられなくなり・・・・・・
それが理由で、ついにソウルジェムを濁らせ魔女化寸前まで濁ってしまったのではないか。


またはすでに魔女になっていて(半魔女?)、魔女ホムリリィの力を応用して黒い翼にしているのかもしれない。
ホムリリィといえば、「此岸の魔女」に黒い翼らしきものが確認できる。
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↑改変前の世界での魔女化ですが、黒い翼らしきものがすでについている。
改変後の世界では「くるみ割りの魔女」になるわけだが。
何故魔女の外見が変わったのかについて、叛逆の物語のプロダクションノートにはこう書かれている。

叛逆の物語 プロダクションノートの記述
魔女化した瞬間における魔法少女の精神状態が魔女姿に強く反映されます。
PSP版のゲーム内でホムラの魔女姿として目撃された此岸の魔女と今回のくるみ割りの魔女が違う姿なのは、1ヶ月ループを脱出することが出来なかったホムラから生まれた魔女→此岸の魔女だからです。
昨日の絶望と今日の絶望が同じとは限らないため、同一人物であっても時期によって様々な魔女が生まれます。
との事。
不完全な形の魔女がくるみ割りの魔女、完全な形の魔女が此岸の魔女かと考えていましたが、それよりも「精神状態、絶望の種類、時期」によって外見が変わるようです。


ほむらが悪役
ラストのほむらと魔獣が対峙するシーンでは、「ほむらが悪役に見えるように」意識しているという。
魔獣は白っぽく神々しいのに対し、ほむらは黒系で悪魔のような羽。
一応、魔獣には世界のバランスを戻すという目的があるので魔獣なりの正義がある。
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↑まどかの声を聞いて、鼻で笑うほむら。顔が見えないところが悪役っぽい見せ方?


新しい存在
ほむらにとってソウルジェムが限界まで穢れることは、まどかと再開することが出来るので喜ばしい事。
普通の魔法少女にとっては絶望な点が、ほむらにとっては希望になっている。
この時点ですでにほむらは、これまでの魔法少女の法則に縛られない新しい存在になっている。
なので、ラストシーンで黒い翼を発動させた時のほむらの見た目は魔法少女だけど、すでに「新しい存在」という特殊な状態になっていたのかもしれない。
その新しい存在の名前は、後に「悪魔」と呼ばれるわけだが。


新編・叛逆の物語で、ほむらがインキュベーターの実験のため捕らわれている廃墟は実は・・・
黒い翼を発動させた砂漠と同じ場所である。
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↑ほむらが捕らわれている廃墟の周りは砂漠でしたね。
実はこの砂漠、12話ラストの砂漠と同じ場所です。


っという事は、こんな感じの展開が予想できる。
なぜ砂漠にいるのかは謎ですが、ほむらは砂漠で黒い翼を大量展開させ魔獣を全員倒した。
だが、魔力を使いすぎてソウルジェムが限界まで穢れて力尽きそうになり倒れる。
力尽きそうになったところで、円環の理が迎えにくる前にインキュベーターがほむらを捕獲。
(ほむらのソウルジェムはもう少しで穢れMAXだが、まだ完全に穢れていないためまどかが迎えに来れない。)
実験のためほむらを外からの影響力が一切及ばない「干渉遮断フィールド」に速攻で閉じ込める。
・・・的な感じで予想しています。


侵食する黒き翼を展開する際、実は魔獣とのちょっとした攻防が繰り広げられています。

 
羽を展開するほむら。
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↑大量の魔獣を一気に倒すために、羽を準備中?


羽を準備しているほむらに、魔獣のレーザー攻撃が!!
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↑黒い翼がレーザーで消されてしまいました!
ほむらに当たるはずのレーザーは、見えない壁でもあるかのように弾き返されています。


まどかの「頑張って」の声もあり、気合を入れるとまた背中から羽が復活!!
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↑膝を曲げて背中の羽の部分に力を入れているようなポーズを取ります!


そして斜め上に真っ直ぐ、大ジャンプをするほむら。
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↑魔獣のレーザーは全て弾き返していますw
もはや超人。


どこまで飛ぶの!
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↑このまま星になる勢いです。


身長3m以上ある魔獣を見下ろし、侵食する黒き翼で魔獣達を包み込む
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↑魔獣達は、ほむらを見上げています。


こんな感じで、魔獣のレーザー攻撃や、レーザーにより羽が一瞬消える、気合で羽がまた復活、何故かレーザーを全て弾き返しているほむら、など一瞬ですが確認する事ができます。


PSP版魔法少女まどか☆マギカポータブルで名前が与えられた。
「侵食する黒き翼」という技名になっている。
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↑攻撃力380 、消費MP200、チャージが必要のほむら最強技。
技を使う時、専用のセリフがあります。
「あの絶望も希望も、私は覚えている、だから私は戦う、この世界を守るために!」
ゲーム版での侵食する黒き翼は正義のヒロイン的な感じになっていますw
恐らくこのセリフは、「白い翼」の時をイメージしたセリフなんでしょうね。
また、改変前の状態なのにこの技を使えちゃうのはどーなの?って感じがしますがそれはゲームなので特殊仕様です。

ゲーム版の侵食する黒き翼を動画で撮影してみたので、良かったらどうぞ!

YouTubeのURL https://www.youtube.com/watch?v=DL5GVWLzMGA
↑久しぶりにPSP版まどか☆マギカポータブルを起動しました。
こういった大技は基本、囲まれた時や魔女戦に使いますが動画撮影のためヒゲ相手に使ってみましたw
通常のほむらと、眼鏡ほむらでセリフは同じですが喋り方が変わります。
眼鏡ほむらの変身シーンはオマケ。


この翼のシーンの前後が明かされる日は来るのだろうか。
叛逆の物語のBDに付いてきたマテリアルブックには、新房監督のインタビューが掲載されており、その中にラストシーンについてこう書かれています。

インタビュアー「そういう意味では、テレビシリーズのラストにあった魔獣と戦っている世界も在宅な使われ方になっていますよね。あの世界はほとんど作中で描かれていないわけですから。
新房監督「そうですね。だからあそこに至る話も、描きたいなあとは思いますよ。ほむらがなぜ倒れて、ソウルジェムが濁ってしまったのかという、今回の劇場版に至るまでのストーリーですね。だって、ほむらは本来、そんなに簡単に負けるわけないはずですから。それがああなってしまったのには、何か理由があると思うんですよ。」

というインタビュー内容が掲載されています。
ほむらが倒れるまでの話や、ソウルジェムが濁った話を描きたいなあと言っています。描いてほしいです!!
OVAとかで出してほしいですね。


では今回はこれで!
侵食する黒き翼について色々書いてみたアーニマでした!
新編が放映される前は謎が多かった黒い翼ですが、今は新編のおかげで黒い翼について色々考察が出来て楽しいです!\\
でわまた~。
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